【問題379】抗炎症薬の説明について正しいのはどれか。
1.アセトアミノフェンは弱い抗炎症作用を示す。
2.ロキソプロフェンナトリウム水和物は血小板凝集を抑える。
3.副腎皮質ステロイド薬には抗炎症作用があるが鎮痛作用はない。
4.セレコキシブは消化性潰瘍を起こしにくい特徴がある。
正解 4
解説 選択肢1
× アセトアミノフェンは鎮痛、解熱作用を持つが抗炎症作用はありません。
解説 選択肢2
× 血小板凝集を抑えるのはアスピリンです。本剤は比較的有害作用が少なく、よく用いられます。
解説 選択肢3
× 体内から分泌される副腎皮質ステロイドと同様に、抗炎症作用、鎮痛作用のほか、免疫抑制作用などさまざまな効果を持ちます。一方で、有害作用も多くなります。
解説 選択肢4
○ COX-2を選択的に阻害するため、ほかのNSAIDsよりも消化性潰瘍を起こしにくくなります。