【問題331】二次性高血圧症の原因となるホルモンはどれか。
1.アルドステロン
2.γ-アミノ酪酸
3.インクレチン
4.メラトニン
正解 1
二次性高血圧とは副腎などに基礎疾患があり、それが原因で高血圧となったものです。多くの高血圧症は原因不明の本態性高血圧です。生活習慣などが深く関係しています。
解説 選択肢1
○ 代表的な二次性高血圧は原発性アルドステロン症です。アルドステロンが副腎皮質から過剰に分泌され、尿細管でナトリウムイオンの再吸収が促進されることで、循環血液量が増加し高血圧となります。
解説 選択肢2
× γ-アミノ酪酸(GABA)は神経伝達物質の1つです。血圧上昇作用はありません。
解説 選択肢3
× インクレチンは腸が分泌する消化管ホルモンであり、インスリンの分泌を促進します。
解説 選択肢4
× メラトニンは松果体において生合成されるホルモンであり、サーカディアンリズムの調節に作用しています。