【問題326】 血糖降下薬について正しいのはどれか。
1.インスリン製剤で使用される単位はモル(mol)である。
2.血糖降下薬服用時、発汗、動悸等の高血糖症状に十分に注意する。
3.インスリン製剤には速効型、中間型、混合型等の種類がある。
4.グリニド系薬剤は持続型インスリン分泌促進薬に分類される。
正解 3
インスリン製剤は、単剤では主に、超速効型、速効型、中間型、混合型、持効型へ分類され、超速効型と持効型等の異なる種類の配合剤等があります。
解説 選択肢1
× インスリン製剤の単位はUであり、1ml=100単位です。molは、塩化ナトリウムや塩化カリウム等で使用される単位です。
解説 選択肢2
× 発汗、動悸等は低血糖時の症状であり、十分に注意するよう患者への指導が必要です。
解説 選択肢3
○ 冒頭の説明をご参照ください。
解説 選択肢4
× グリニド系薬剤は、速効型インスリン分泌促進薬に分類されます。持続型インスリンにはグラルギン、デテミル、デグルデクがあり、皮下からの吸収が遅く、長時間安定した血中濃度を保持できます。