ブタ美先生の看護師国家試験予想問題286

学生の皆様へ

【問題286】腎不全について正しいのはどれか。
1.腎前性急性腎不全は尿管結石などの尿路疾患が原因で起こる。
2.慢性腎不全と慢性腎臓病は同義である。
3.慢性腎不全は薬物療法により回復が見込める。
4.精神症状は尿毒症の症状に含まれる。

正解 4

解説 選択肢1

× 急性腎不全の種類には腎前性、腎性、腎後性があり、腎前性は腎臓そのものに異常はないが、腎血流量が減少する状態によって生じます。尿路疾患によって生じるのは腎後性急性腎不全です。

解説 選択肢2

× 慢性腎不全は腎臓による体液の量・質的恒常性が維持できなくなった状態であるが、慢性腎臓病は腎疾患のみならず、その他の原因によって始まる尿異常など、徐々に腎機能が低下して最終的に末期腎不全に至る広い概念です。

解説 選択肢3

× 慢性腎不全は不可逆的であり、透析への期間を伸ばすための薬物療法しかありません。

解説 選択肢4

○ 尿毒症毒素の蓄積による中枢神経症状として、集中力の低下、傾眠状態、けいれんなどがみられます。

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