【問題261】胸腔ドレナージについて正しいのはどれか。
1.吸引圧制御ボトルからの気泡はエアリークを疑う。
2.肺水腫に対して適応である。
3.水封ボトルの液面が上下に動くのは正常である。
4.気胸の治療初期におけるエアリークは異常である。
正解 3
解説 選択肢1
× エアリークは、水封ボトルから気泡が出ている状態をいいます。
解説 選択肢2
× 胸腔ドレナージは、胸腔内部の空気や浸出液などをドレナージするものであり、肺内部の異常である肺水腫には適応となりません。
解説 選択肢3
○ 水封ボトルの液面が上下に動くのは呼吸性移動であり、ドレナージが適切に行われている状態といえます。
解説 選択肢4
× 気胸では胸腔に空気が漏れているため、ドレナージ開始後にエアリークがみられるのは自然です。肺の再膨張がみられず、エアリークが持続するようであれば治療効果が得られていないため、その他の治療法が選択されます。