【問題257】慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、正しいのはどれか。
1.可逆的疾患であり、完治を目指して生活指導を行うことが重要である。
2.主に末梢気道の異常があり、中枢気道、肺実質は正常である。
3.自覚症状は無症候性であり、進行しても自覚がないことが多い。
4.呼吸機能スクリーニング検査で一秒率の低下が認められ、診断の一因となる。
正解 4
気道が狭くなることにより空気の流れが妨げられ、呼吸困難を起こす疾患 を閉塞性肺疾患といいます。その代表疾患に、慢性閉塞性肺疾患 と 気管支喘息 があります。
解説 選択肢1
× COPDは不可逆的な疾患であり、発病すると疾患の進行予防が重要となります。
解説 選択肢2
× COPDでは、中枢気道、末梢気道、肺実質に異常が認められます。
解説 選択肢3
× COPDの自覚症状は慢性の咳と痰であり、進行すると呼吸困難が生じます。
解説 選択肢4
○ 呼吸機能スクリーニング検査で一秒率は70%以下に低下するため、診断の一因となります。