【問題256】先天性横隔膜ヘルニアについて正しいのはどれか。
1.無症状の場合が多い。
2.男児に多く発症する。
3.横隔膜の右側に生じやすい。
4.患側肺は低形成の場合が多い。
正解 4
先天性横隔膜へルニアは横隔膜に欠損孔があるために、胃、腸、脾臓などが胸腔内に脱出してしまう疾患をさします。それにより、肺や心臓が圧迫されます。別名、ボホダレク孔ヘルニアともよばれます。
解説 選択肢1
× 新生児早期に呼吸困難とチアノーゼが出現します。
解説 選択肢2
× 発症に性差はありません。
解説 選択肢3
× 症例の約90%は横隔膜の左側にみられます。
解説 選択肢4
○ 胎児期より臓器の脱出が起こります。肺の発育が不十分なため、肺低形成を伴う場合が多い。